都市とRomance

ワンネス

Rooftop

紡いだ言葉が胡散臭くならないようにと思う 綺麗な言葉で纏めたくないと思いながらも それでも、噛み締めたい過去がある 愛を込めて、今と未来を、君へ 出会ったのはたまたまのことだった 軽めの会釈ととりあえずの乾杯 交換したinstagram 突然来た「遊びた…

名前のない感情

あの夜のことは一生忘れないと思う そして間違っていないと何度でも諭してあげたい 今になっても感情のコントロールが不器用だから 伝え方も言葉選びも美しくはなかった 例えるなら精一杯だったね そんな貴女は苦しそうに初めて他人にこんなにも 分かってほ…

美しい獣 part.2

「なに?」 「千尋のことが好きすぎて、ずっと見てたいの」 彼女が昔家族として過ごしたミシカという猫と同じ目で言う 火葬時には赤い薔薇で埋め尽くして、1番派手なプランでさよならを伝えたらしい 彼女らしいと思った 赤い薔薇を背中に背負い 蝶々が舞う背…

反芻

東京なんて大嫌いだ 気持ち悪いほどの悲しさや虚しさや孤独をみんな抱えすぎていて いつもの場所でタイムラプスを回すと吐きそうになる 反してわたしの感受性にピンポイントでささる光たちがうつくしくて 皮肉だなと笑う 目が回るのに何度もこれをやりたくな…

37.8℃

2月、自宅の窓から入る太陽はあなたに強く抱きしめてもらった時ほどあたたかくて、草木が枯れたことや花瓶の花が弱ったことも忘れさせてくれるんだ。 あなたに抱かれることはどんなドラックよりも強い多幸感とセロトニンラッシュと、そして言語化出来ない束…

息吹き

わたしが生きている意味を教えてくれるものは多々ある それは笑っている時だったり、泣いている時だったり、あなたと触れ合う時だったり、君と、はたまたまた別の誰かと意思を交わし合い分かり合える瞬間や分からないことを分かろうとする瞬間だったり、踊っ…

水の中のナイフ

タイトル見て笑ってくれた? 爪弾いているように見える君は人たらしだと よく言われると認めていて ああ、確かにそうだなあと わたしはいつも虜になる 思い出しながら読んで欲しい 優しさに溢れた君へ まっしろだった君に憧れてた 肉親でも恋人でも身体だけ…

声なんて聞かない方がいい その人の私への話し方や言葉で ひととなりや表情や香りや笑い方やあの時の涙だって思い出すから カメラロールの整理をしてたら出てきたムービーがあった 何年も前の話 奥ゆかしい話し方にせつなくなる 伝えることが難しかったんだ…

僕たちの失敗

もう10数年以上前の話 あまり思い出せないけれど、眠れない夜に任せて記録しておくね 守りたいものや譲れないものや失いたくないものが今はできた あの頃の私にはこわいものも失うものも何もなくて、生きていることも浮世離れしているようだった 何度も少し…

終わらない昼間

死にたくない死にたくないと 浴びるように飲んだ酒 馬鹿みたいに飲んだ薬 山ほど追っかけた早いやつ 本質か幻覚かわかんないほど曲がって返って 誰のことでも愛せるお喋りなわたしは何度も死んでは生き返って 特有の気色悪い顔色の人達を眺めた そのへんで死…

わたしをイライラさせるのがうまいな 鳴り止まない電話 届かないLINE 脳裏に浮かぶ4文字 端だけ欠けた薬指のスカルプ 待ち時間だとか「じゃごめんリスケで」とか 元気ですか 元気でいて 元気なのね ううん 元気じゃない 今までも きっとこれからも うまく撮…

afterimage

正しくありたかった 正解したかった 心配だって本当はかけたくなかった 「おまえはずっとそう」と苦い顔をされるたび 私も「あなたはずっとそう」と思う 諭してくれる全ては 驚くくらい沢山で いくら話してもまだ追えなくて 毎日嫌味で胸が痛かった 簡単なこ…

escape

深夜のタクシー 少し飛ばして音のなる方 「結構我慢した」 珍しく素直な少し赤い頬 まぶたにあるホクロ いつも好きな香りをまとってて ヤンチャでスローな話し方 その目つきにもうっとりする 乾いた手のひらが肩にかかる 「会いたかった」 あなたもわたしも…

2013

渇いた部屋で幻ばかり見てしまう 電波を集める午前2時17分 耳鳴りだけのこの場所で 夜だけが長い 誰にも伝わることのないシグナルは 少しだけ迷ったあと 珈琲や、充電器や、スピーカー 温かい何かに付着して消える 夜だけが長いのに その温もりは 加湿器の光…

正解

思えば正しかったことなんてないようにも思う 大切にするだなんて口先ばかりで どうしたらいいのかなんてわからなかった 気持ちばかりが先走っていたあの頃に比べたら きっとすこしわかりやすくなった? 触れる肌は正直だって、やっとわかる 不慣れなのはわ…

miss u

歪んでた 手紙をあげた それをあなたがスケジュール帳に優しく隠して 嬉しいと言った笑顔に嘘はないと信じてる 花火をした 二人きりでした時にはキスをして こんなにせつない気持ちなのは初めてと思った 花火を見た あなたの感度に惚れてる 風をよけて雨に濡…

Lovin' sleepy shawty

暮らしをするための生活と、豊かでいるための生活はまったくもって別物。 あたたかい部屋で眠れることがしあわせだと思える人は素敵だとおもうから、そうでありたい。 好きな観葉植物と、マーブル柄のアシュトレイ、ローベッドの足元にスタンドライトがあっ…

slow down bonita

「悲しいけれど終わりにしようキリがないから」 このセリフが一番悲しいから どれほどキリがなくても終わりになんて出来ない 諦めること 終わりにすること はじめること 全てに価値はあるけれど、そんなの後付けである 切なくてたまらないから 理由や意味を…

花火

線香花火みたいな音と周りを巻き込む香りが好きで、思い出す冬。 想いを馳せてるのは、過去じゃなくて君に。 きこえる?どこでも?そこからわたしが見える? 終わりを見据えたら怖くないなんて嘘だ。 悟りをひらけば、傷つく準備をしていれば、悲しくないな…

late night lady

記憶だけ抱いていけるから、忘れ物をしたならとりにおいで。 悲しい顔なんてしないで。 目線を合わせるのは苦手だけど努力して、がんばって、話すから。 白いシーツにくるまるとまるで透明になった気待ちになる。 切なくなるのが好きなんだろう。 知らない腕…

永遠に遠い

どこから後悔していいかわからない。 間違いがあるなら説き伏せてほしい。 救われたいと願うことをやめてから、生きるのが楽になった。 そう、とっても簡単にNEW MONEYなんて言うけれど本当の意味なんてわかっちゃいない。 オリジナルがなんなのかなんて考え…

bad habit

寒い。 とてもじゃないけどあなたの歌は聴けないし、無論ladyでもgirlでもないから、本当のことを知りたくなるの。 ボートの上で愛を囁きたい。 昔話なんてしたいんじゃない。 明日の仕事の話がしたい。 好きな色の話がしたい。 好きなお味噌汁の具の話もそ…

無題

思いの丈や、健忘録としての感想文(ほぼ日記って意味)や、好きな音楽の話や本の話や男の話。 どんなことを書いても咎められないし、誰に何と言って頂いても構わないコンテンツとして存在してそう!と勘違いできるので、数年ぶりに書くブログはとても気楽。…

今日の幻想をみてる

まだのこってる。 いつまでもここにいたいけれどそうはいかないのでコーヒーを買いにジャージに足を通す。 ベッドに残ったぬくもりは生っぽくて切なくて、昨日見た映画のワンシーンみたい。 「朝起きたら彼はクロスワードパズルをしながらルームサービスに手…