都市とRomance

ワンネス

無題

思いの丈や、健忘録としての感想文(ほぼ日記って意味)や、好きな音楽の話や本の話や男の話。

どんなことを書いても咎められないし、誰に何と言って頂いても構わないコンテンツとして存在してそう!と勘違いできるので、数年ぶりに書くブログはとても気楽。

なんて言っても、いつまで続くのかな。

意外と地味に書き続けられちゃいそうだ。

 

 

 

雨が降っている。寒くて起きる。

もう窓を開けていると肌寒くて、クローゼットの奥を探ってジップアップのフーディーを引きずり出して羽織る。

冷えやすいのは体質らしい。太もも、膝も、その下も、冷蔵庫に触れたみたいに冷たい。

部屋の中ではティーシャツに下着を履いているだけでいたいからどうやってもあたたまらない。

 

どこもかしこも感じられるように整えているから、上から下まで触れてみて。

まるで昔から知ってるみたいだなんて、そんなの使い込まれたバスタオルみたいね。

そのすべてがリップサービスなのか口癖なのか教えてほしい。

思い上がりだと笑えばいいけど、ハートをえぐられるような悲しさがわかる。

だから都合の悪いことは手に取るようにわかる。

寂しさも、失う怖さも知ってる。

なんのことかって?

あなたはわかってるでしょう。

くだらない加虐だってことも。

男は全員マゾだって話をしたらわたしを睨む?

女々しい男は嫌い。

言っとくけど、使い込まれたバスタオルみたいな言葉も大嫌い。

 

まだ外は雨。

 

夏の終わりが切ないのはわたしだけじゃ無いのは存じ上げまくりなんだけれど、どうやっても、どうしても、誰とも共感できないと感じる切なさはどう処理したらいいんだろう。

去年、一昨年、3年前と5年前と10年前。

記憶をなぞって、のぞいてみる。

いつまで経っても変わらないと気づくたびにまるで独りになることを受け入れたみたいだ。

もしくは諦めたのか。

 

空にイルカが泳いだら水面は輝くから、一番底に寝転んで見上げる。

流れてるのはアリーヤ

目を閉じて、思い出のぬかるみを辿る。

 

私が悲しくなることは鬱陶しいだろうけど、雨の夜だけ、ゆるしてほしい。